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Ramgen Engine

 

ラムジェットで回転力を

 これはRamgen Power Systems社が開発したエンジンで、ちょうど円盤の周上に取り付けたラムジェットエンジンの推力を回転運動に変えるような仕組みとなっています。ヘリコプターの回転翼の端にラムジェットエンジンを付けて回転させる試験があったようですが、まさにそれと同じ発想です。この方式の圧縮機を同社はRampressorと呼んでいます。

 次の図はF15戦闘機の空気取り入れ口とRampressorのローター上に形成されたラム圧発生装置を対比したもので、高速回転により十分な周速があればタービンなどの構成なしに圧縮空気を作れるのです。

次の図は膨張機に相当するもので、Rampressorで圧縮された空気に燃料を混合し点火する構造を示しています。

これは5000kW級の概念図です。

 単純サイクルで37−39%、再生サイクルで46%の熱効率を達成可能とし、サイズ、排気ガス特性、振動などでガスタービンと同等、燃料消費でディーゼルと同等の性能が得られると主張しています。

 アメリカ政府や軍から補助金を受け開発が行われており、先進的な軍事技術研究で有名なDARPAに対し、軍用ハイブリッド車両向けに高速回転発電機直結方式の1000馬力のものを提示、2006年には開発契約を結んでいます。圧力比30:1で熱効率40%が達成可能、圧力比を40:1に上げると45%以上も可能としています。

またオバマ政権になってこの圧縮機を使った二酸化炭素圧縮技術について2000万ドルの補助金を受けており、この手のベンチャーとしては比較的有望視されているようです。

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