ガスタービンの改良は航空業界を中心に積極的に行われています。新しい耐熱材料による燃焼温度の向上、タービンや圧縮機の翼の改良による効率の向上などが進むものの、そのスピードは遅く、特に小型ガスタービンにとっては厳しい状況です。
そのような中、ガスタービンの構造を根本から見直した新しい発想のエンジンが多数提案されています。これらは現時点ではいずれも量産実績は無く、発表された性能が実際の運用で発揮できるものか不明な面がありますが、とりあえずある程度妥当性がありそうなもので鉄道を含めた車両用への展開も考えられるものを選んで最近の動きを紹介いたします。