鉄道でのガスタービン車両導入が望めないなか、これまでいろいろと数字を使って妄想してきましたが、やはり絵が欲しいものです。
もう拝むことができないキハ391やキハ07-901を始め、古い様々な国鉄車両、できれば蒸気機関車までCGで絵に再現できればと以前から思っていました。そして技術の進歩はそれを可能にしてくれようとしています。
とりあえずの目標は見つめていたくなるような、当時の雰囲気を醸し出す絵の再現とします。
そのために運転ゲームのような動きは捨て、かなり厳密な光線追跡法を使うこととします。NVIDIAのIrayというソフトがこれを叶えてくれます。
車両や沿線構造物はblenderというソフトを使います。これはCGで扱う”もの”そのものを作るソフトです。
CG関連ソフトに鉄道絡みの機能を追加したりCUDAでGPUを弄っても見たいのでVisual Studioというプログラミング用の道具も併用します。高負荷のCG関連処理にはC/C++言語が不可欠でWindows用では定番ソフトです。
なんとこれらはすべてタダで使えるのです。Irayをタダで使うためDaz
Studioというソフトを使います。これは人物描画を目的にしたソフトで、扱っている会社は衣装や髪の毛、小道具を販売して利益を得るためソフト本体はタダで提供してくれるのです。blenderで人間をイチから作っていては埒が明きませんが、このソフトを使うと非常に高画質な人間を再現できます。
一昔前なら数十万、あるいは数百万したかもしれないこれらのソフトがタダで使い放題とは嬉しい時代となったものです。
もっともCG遊びは途方も無い根気と時間が必要です。しかしこの作業は暇な学生時代に時間に物を言わせて根気強く鉄道模型を自作して遊んだのと似ています。車両づくりやレイアウトの楽しさを懐かしく思い出させるものでもあります。
CGを自分で作るとなると馴染みの無い用語や算数のオンパレードで、まず入り口で躓く原因にもなります。かなり無理はありますが、できるだけこれらの算数や業界用語を避けて鉄道好きが体験した3次元映像作りを徐々にではありますがご紹介したいと思います。
絵はイラスト投稿サイトpixivにも順次載せます。
当サイトに掲載するほどではないようなガスタービンや高速鉄道関連の情報、あるいは鉄道業界と異なり動きの早いCG業界の情報も含めて紹介するためツイッターも使うことにしました。CGで自分だけの鉄道の世界を絵にしてみたい方はお立ち寄りください。